上海協力機構へ印パ加盟。面積と人口で世界最大の地域協力組織へ
中国、ロシア主導の上海協力機構への、インドとパキスタンの加盟が正式に決定した。人口は30億人を超え、面積、人口ともに世界最大の地域協力組織となった。
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上海協力機構は2001年に上海で開催されたAPECで、中国主導の国際機関設立を目指していた江沢民前国家主席によって作られた。アフガニスタンで戦争を始めたアメリカに対抗すべく中国、ロシアが中心となり、中央アジア4か国とともに6か国で発足した。
インドは、隣国である中国とカシミール地域での紛争を抱えているが、友好国であるロシアからの勧めで参加した。そのインドへの対抗策で中国がパキスタンを招いたとの見方が強い。インドの加盟で成長力の高い、さらなる大型組織となった当機関であるが、全会一致制を敷くなど意思決定が遅いという問題点もある。
市場規模の観点からも今後の動向に注目が集まる。
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