2017年6月13日

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ベトナムの繊維産業はいまだに輸入原材料に依存

ベトナムの繊維産業はいまだに輸入原材料に依存

ベトナム繊維協会(VITAS)によると、ベトナム国内の繊維産業はいまだに輸入原材料に大きく依存しており、縫製業者は原材料の86%を輸入しているという。

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商工省の統計によると、2017年1月から4月の期間にベトナムは330万米ドル相当の布地を輸入し、この金額は前年同期を6.75%上回った。ベトナム製の布地は海外市場で求められる基準を満たしていないことによる。
 
布地はほとんどがアジア諸国から輸入されており、その52%を中国が占めている。
  
EU・ベトナム間の自由貿易協定が発効すれば、EUはベトナム製の繊維製品の関税を削減することとなっている。しかし、繊維製品はEU域内の製造業者にも大きな影響を与えかねないため、協定には7年にわたる長期の移行期間が設定されている。
  
さらには、厳格な原産地規則があり、ベトナムの製造業者はすぐには協定の恩恵を受けられない可能性がある。関税の完全免除を受けるためには、ベトナムは「2工程ルール」を満たす必要がある。つまり、布地の製織、縫製、それ以降のすべての加工ステージがベトナム国内で行われる必要がある。
  
この規制は協定の枠外の国々からの原材料を除外することを目的としている。
  
>>あわせて読みたい 『カンボジアの繊維産業、国の経済地位の格上げや競争がリスクに』

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