交渉から発効までが長すぎる?EUのFTA事情
5月21日、欧州裁判所はEUとシンガポールの自由貿易協定(Free Trade Association:FTA)は、手続きの簡略化が認められないとの判決を下した。
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今回の裁判で問題となったのはFTAの締結がEU固有の権限なのか、EU加盟国との間で共有する混成の権限なのかという点である。
欧州委員会は当初、FTAの締結はEU固有の権限であると決定したが、EU各国政府からの反発をうけ、FTAの終結には各国の議会の承認が必要であるという見解を示した。韓国とのFTAの発行に5年かかったように、各国の議会の承認には長い年月がかかる。
現在、日本はEUとのEPA交渉で難航している。仮に交渉がまとまったとしても発効には、さらに長い年月がかかることだろう。
イギリスも2年後のEU脱退と同時にEUとのFTA発行を目指すが、困難を極めると予想される。
(参照:http://jp.reuters.com/article/eu-trade-court-idJPKBN14A265)
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