米国に1兆円規模の投資も、鴻海の郭台銘氏がトランプ大統領と会見
米国の報道によると、ホワイトハウスのストローム(Strom)副報道官は、鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)の郭台銘(テリー・ゴウ)・董事長(会長)が4月28日午前、ホワイトハウスで短時間、トランプ大統領と会見したことを明らかにした。
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ストローム副報道官によると、郭董事長は27日初めてホワイトハウスを訪問、トランプ大統領の娘婿、クシュナー大統領上級顧問らと長時間会談、米国への投資について話し合った。郭董事長はトランプ大統領が就任した今年1月に70億米ドル(7700億円)を投じて米国に工場建設する計画を明らかにしている。今回の会談では投資計画の詳細を協議、さらに郭氏は追加投資も表明したとみられ、投資額は合計3000億元(約1兆円)ともいわれる。
郭董事長は28日、記者団に対し、米国での投資を行う意向があることを示し、その内容については「資本集約的、技能労働集約的なハイテク投資を含む」と述べたが、具体的な内容については、夏までには明らかにできるとして明言を避けた。
鴻海は現在、傘下のシャープと共同で、米国での薄型パネル工場建設を計画している。また東芝が売却を検討している半導体メモリー事業にも関心を示している。このため、郭氏は今回の訪問を通じて、米国への投資、雇用増を示し、東芝のメモリー事業についてトランプ米大統領の協力を得ようと考えているとする見方がある。
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