訪日客需要の向かう先とは? 2016年エアビー経済効果は9,200億円
Airbnb(エアビーアンドビー)による2016年の日本経済の押し上げ効果は、前年度から7割増の9,200億円となった。拡大し続けるインバウンド市場において、訪日外国人の需要が「消費」から「体験」に移行する中、比較的低価格でローカルをより体感できる「民泊」への人気が集まっている。
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Airbnb Japan株式会社により、2016年のAirbnbコミュニティによる経済活動は4,061億円に上り、2015年の2,363億円と比較して1.7倍、その経済効果は9,200億円であったことが発表された。
2016年の訪日外国人数は前年度比20%増で2400万人を突破した。その中で、訪日客のエアビー利用者数は370万人を超え、2015年の137万人と比較して2.7倍となった。また、大阪や東京等の首都圏内のみならず奈良や広島、徳島などの地方都市でも宿泊利用率が高くなった。国別の利用者では韓国や中国、アメリカなどからの利用者が多かった。
訪日外国人観光客の需要は「消費」から「体験」へと移行している。海外からの日本文化への関心は高まっており、日本文化を体験できるサービスや、地方都市などにある魅力的な観光資源へと注目が集まっている。その中で、「民泊」により比較的低価格でローカル体験を味わえるエアビー利用者の増加に伴い、エアビービジネスも増加した。
また、エアビーアンドビーの経済効果は、首都圏だけではなく地方都市への波及もある。そして、宿泊や周辺観光だけでなく食事や買物、雇用にも大きな経済効果を与えている。
その中で、今後のインベウンドビジネスにおいて、「連携」がより重要になってくる。地方都市への需要も高まっていることから、地域一帯となったPR活動や宿泊と消費の「連携」による更なる経済効果が期待できる。エアビーを中心に、今後も観光の拡大と地域の活性化を促進していくことが期待される。
>>>合わせて読みたい『2030年に6000万人?! 東京オリンピック後のインバウンド市場を大予測』
(参照)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000042.000016248.html
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