香港の中小企業指数が上昇、6割が倒産の懸念なし
香港生産力促進局は4月20日、スタンダード・チャータード銀行との協力による「渣打香港中小企業領先営商指数」の第2四半期の数字を発表した。
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21日付『信報』によると、同指数は3月下旬、中小企業824社を対象に第2四半期の「ビジネス状況」「収益」「投資の意向」「採用の意向」「世界経済の状況」の5つについて見通しを調査したもの。
総合指数は前期比3.7ポイント上昇の45.6で、2015年第3四半期以降で最高となった。依然として景況判断の分かれ目となる50を下回っているが、「倒産の危機はない」と答えた企業は60%で、昨年の25%に比べ楽観傾向が顕著となった。
チャータード銀の劉健恒・高級エコノミストは「指数の上昇は主に実体経済の改善を受けたもので、フランス大統領選挙や北朝鮮情勢など地政学的リスクは依然高い。
トランプ米大統領の政策動向も注視が必要で、指数は今後も50以下を維持するとみられる」とコメントした。
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