台湾で発見された八田與一像が破壊、復旧に全力
台南市・烏山頭ダムで16日早朝、日本統治時代に同ダムの建設を指導した日本人技師・八田與一の銅像の頭部が切断されているのが見つかった。頭部は発見されていない。頼清徳・台南市長は、八田氏の命日である5月8日に開催される記念式典までに修復するよう関係者に指示した。
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同銅像を型取りした半身像を所蔵する奇美博物館(台南市)は、銅像を管理する嘉南農田水利会に半身像の頭部を提供することを申し出、一週間程度で復旧する考えだ。捜査によると、15日深夜に3分ほど銅像周辺で大きな音がしており、銅像はその時に電動ノコギリのような物で破断されたとみられる。
また、30代とみられる男女が銅像の頭部を持ち上げていたとの目撃情報もある。警察は銅像から複数の指紋やたばこの吸い殻などを採取しており、徹底した捜査を行う考えだ。八田與一像は1931年に設置された後、国民党政府の日本人像破壊を避けて保管され、1981年に再び安置されていた。
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