香港にて建設業を目指す若者が急増、6年で45%増
かつては高齢化を危惧されていた香港の建設業界だが、ここ数年で若者が急増しているようだ。
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4月6日付香港各紙によると、これは香港工会連合会(工連会)の下部組織である職訓就業委員会などが統計をもとにあきらかにしたもの。
2010年には3万4000人だった15~29歳の若年層が、16年は4万9400人と、6年間で45.4%も増加しているという。
建設業界の魅力はやはりその高給。工連会幹部の周聯僑氏は「初心者でも中級ライセンスを取れば日給700~800ドルは可能。熟練者なら残業代込みで3500ドルもありうる」と述べる一方、特区政府に対しては「公共事業のプロジェクトの遅延がひどい。若者の就労意欲をそぐ結果にならないか心配だ」と苦言を呈した。
ただ若年層の増加も全体的に見るとまだ大きいとはいえない。
2010年と16年を対比すると、前述の若年層の割合は13%から15%と微増にとどまっており、50歳以上の割合は36%から42%と依然高く、30~49歳の層に至っては減少傾向にあるという。
現在28歳の余さんは以前コックをしていたが、朝9時から晩の11時まで働いても月収は1万4000ドルどまり。
そんな現状に不満を感じて建設業界に飛び込み、今ではセメント技師として月平均2万ドルを稼いでいる。
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