イギリス進出のフリマアプリ「メルカリ」が、海外でも人気の理由とは?
メルカリは15日、海外進出2カ国目となるイギリスでフリーマーケット(フリマ)アプリ「メルカリ」のサービスをローンチしたと発表した。2016年末時点で日米合計6000万ダウンロードを記録し、急拡大する電子商取引(EC)市場の中でも急成長する「メルカリ」が海外でも人気の理由とは。
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メルカリは、2013年7月に日本で同サービスを開始した。その後、2014年9月にアメリカでサービスを開始し、2016年12月には日米合計6,000万ダウンロード(内訳:日本4,000万、アメリカ2,000万)を突破した。月間の流通額は100億円を超えるなど、日本最大のフリマアプリに成長している。
今回米国に次ぐ海外進出2カ国目としてイギリスでのローンチが発表された。イギリスを拠点に、ヨーロッパ市場拡大を目指す。ローンチからわずか4年で、国内のみあらず欧米市場に進出しシェアを伸ばしている理由は2つある。
まず、誰でも簡単にスマホで売りたいものを撮影して、マーケットプレイスに出品できる手軽さだ。ネット通販市場は企業が独占しているという概念を覆した。自分で価格設定をして、実際の販売取引までをスマホ1台で行える手軽さは購買側のみならず、販売側の満足度も高い。
そして、出店における料金もかからないのも大きなメリットだ。登録や出品の際にかかるお金はゼロである(ただし。成約時に販売価格の10%が販売手数料として徴収される)。また、個人間の取引だから消費税もかからない。ECサイトの概念を覆した。
そういった理由もあり、メルカリは米国でも受け入れられ、欧州展開も実現した。世界ではインターネットの普及が加速するとともに、EC市場が拡大している。その中で企業のみならず、個人でも販売取引をできる環境インフラが整ってきているのである。将来的には海外とフリマアプリで取引することも可能になりそうだ。
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