２月１４日付香港各紙によると、房屋委員会が１３日に発表した２０１６年１２月末現在の賃貸型公共住宅の累積入居申請（当選待ち状態）は２８万２３００件で、前期（１６年９月末）から４２００件減少。
　
うち一般（家庭）の申請者は１４万８８００件で前期から３７００件減少したものの、平均待ち時間は４．７年。前期の４．５年から悪化し、２００１／０２年以降の過去１６年で最長となった。一方、高齢の単身申請者も１８００件減少したが待ち時間は前期の２．４年から２．６年に延び、非高齢の単身申請者も５００件減少した。
　
２期続けて申請者は減少しても待ち時間が延びる現象が起きているのは、観塘と沙田の大型公共住宅の完成で昨年第３、４四半期に入居を果たした申請者が多く、累計申請者数の減少をもたらしたためという。
だが房屋委員会資助房屋小組の黄遠輝・主席は「長期的に安定した供給を維持して累積申請者を減らさない限り待ち時間は短縮されない」と指摘した。

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