シンガポール、水道料金を引き上げへ、経費増が理由
マサゴス・ズルキフリ環境・水資源相は2月7日、建設中のトゥアス淡水化プラントを訪問した際の同行記者団との会見で、上水生産および配水の経費が増加しているため、水道料金を引き上げると明らかにした。値上げ時期、値上げ幅は20日に上程される新年度予算案の審議のなかで発表する。
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シンガポールは、マレーシア・ジョホール州からの原水、下水を再生したニューウオーター、貯水池など国内集水地から得た水、および淡水化(脱塩)プラントで上水を得ている。
政府は2060年までに上水需要の最大85%をニューウオーターと淡水化プラントで賄う方針だが、生産コストは淡水化プラントが最も高い。
マサゴス氏は、都市化の進展で水道管埋設場所が以前より深くなっていること、古いプラント、水道管の修理、交換が必要になっていることを経費増の理由に挙げた。
前回の水道料金引き上げは17年前。現在の水道料金は、平均的公営住宅世帯の消費量である月15立方メートルで、シンガポールが17.55Sドル(約1,400円)、香港が2.28Sドル(約180円)、台湾が3.43Sドル(約270円)。
淡水化プラントは現在2ヵ所で稼働しており、合計で1日1億ガロンの上水を生産している。3つ目のプラントは11月、4つ目は2020年に完成の予定。5つ目は本入札が近く実施される。
ソース:http://www.asiax.biz/news/42207/
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