東南アジアに輸出される新幹線技術、タイ−シンガポール間でインフラ改善
タイを中心に、東南アジア地域で大幅な交通インフラ開発が進められている。採用されるのは高速鉄道で、日本の「新幹線」技術輸出も進められている。タイのチェンマイ−バンコク間から、バンコク−マレーシア間、そしてマレーシア−シンガポール間で計画されている。ヒト・モノの動きがより活発になる地域には商機が拡大する。
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日本政府は、各国政府と日本の「新幹線」導入計画を進めている。欧米諸国も含め、東南アジアでも日本の技術輸出が進んでいる。インバウンド市場が拡大し認知が高まっていることもあり、安全かつ正確性のある日本の交通インフラへの評価は世界で高まっているのである。
また、同地域での交通インフラが改善されることで大きく2つの商機が拡大する。
1つ目は、地方開発の促進だ。
経済成長停滞に直面しているタイは、首都バンコクの一極集中が問題となっている。
しかし、交通インフラ改善により、ヒトの動きが活発になることで、地方都市のベットタウンとしての開発需要も高まる。
かつて、東京を中心とした近隣都市の開発を進めた日本のノウハウ輸出にも期待がかかる。
2つ目は、物流の改善だ。
従来は交通インフラのみ整備により陸路で運搬では時間がかかっていた。
しかし、高速鉄道が採用されれば、その運搬スピードは早まり、日本からの輸出商品も今まで以上に現地に早く届けることが可能になる。
そのため、生鮮食品の輸出拡大なども期待される。
各国とも2020年〜2025年の間の創業を目指しており、2025年には東南アジアでヒト・モノの動きがより活発になることが期待される。
>>>合わせて読みたい『タイ高速鉄道計画、首都バンコクからチェンマイを日本の新幹線が結ぶ』
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