香港・ヤマト運輸、マルチ温度管理車両を導入
ヤマト運輸(香港)有限公司は1月25日、2011年に香港に進出して以来初のトラック(集客車両)増車による納車式を行った。このトラックは「冷凍」「冷蔵」「常温」の3区分を同時に配送できるマルチ温度管理車両。常温の荷室はワインに適温の11~25度に対応できる仕掛けがある車両となっている。
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日本国内では導入しておらず、日野自動車、皇冠汽車(クラウンモータース)とともに3年かけて共同開発したもの。車両は香港の交通事情を考慮し、日本で使用されている従来のトラックよりやや小型に作られている。
昨年11月には香港品質保証局(HKQAA)が発行するワイン配送品質認証(QB)を取得しており、今後の輸送拡大を補完するリソースとして車両にも様々な工夫を施している。同社副社長の八幡健氏は「これまで温度管理が難しいといわれていたワインの取り扱いが可能になったことで、さらなる品質向上につなげていきたい。今後さらに台車を増やしていく」と述べた。
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