TPPを契機に、米国製糸企業がベトナム市場に注目
10月5日にホーチミン市で開催されたベトナム繊維業界関係者との会合で、米国の製糸企業はベトナム繊維産業への関わりをさらに強化していきたいとの意見を表明した。
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Sai Gon Giai Phong紙の報道によると、アメリカ綿輸出協会の代表者は、米国企業はベトナム市場への供給をさらに増やそうと努力していると話したという。
これはベトナム、米国がともに参加する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)によるチャンスを捉えるための戦略の一部である。
会合でも話題となったが、繊維産業はベトナムの主要輸出産業であるものの、製糸工場は国内では数カ所のみである。原材料の大部分は輸入されており、その80%はインド及び中国からのものである。
こうした状況下、魅力的な価格で高品質繊維を提供できる米国の生産者らは、ベトナムでの地位をさらに高めようと活動している。
繊維産業はベトナムの総輸出額の13.6%を輸出し、生産額は国内総生産(GDP)の10.5%を占める。
現在、ベトナム全土で約6000の工場がアパレル製品を製造し、ベトナムの産業雇用人口の25%にあたる250万人の雇用を創出している。
photo by さわすー (sawasuke) on flickr
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