ブラジル・サンパウロ市が、民間企業の協力で公園施設整備計画をスタート
ブラジルのサンパウロ市政府は1月21日(土)、市の南部にあるイビラプエラ公園にある16の公衆トイレのメンテナンスと、施設を快適に利用できるようにするため、民間企業とパートナーシップを組むことを発表した。
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このパートナーシップによる施設の修復と改装は、市政府に対して寄付する形で無償で行われるという。
この日、サンパウロ市のジョアン・ドリア市長(民主社会党:PSDB)は市に貢献する国内外の企業の関係者を招待した。
「イビラプエラ公園は最も重要な場所、市のシンボルです。助成金プログラムの申請をまつのではなく民間からのサポートを募って公衆トイレの整備に着手することを決定しました」(ジョアン・ドリア市長)
署名されたパートナーシップ契約では、大手不動産企業のシレーラが、8組(男性用8カ所、女性用8カ所)のトイレですべての便器と金属部分などを取り替える改装を順次行うという。計画がスタートするのが2月1日からで、4カ月ですべての公衆トイレが改善される予定だ。
修復後の施設の維持管理は多国籍企業のユニリーバが請け負う。契約によると、トイレットペーパーや石鹸など衛生備品の提供、洗浄などのメンテナンスを行うとのこと。
またシレーラは同21日、公衆トイレの改装だけでなく、ピロティ部分の床や電灯、グラフィティアートについても補修を行うことを発表した。スケートボードやローラースケートの利用者が多く利用するこのスペースもまた、現在多くの不備が見られる。
(文/麻生雅人、写真/Leon Rodrigues/Secom)
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