2016年12月26日

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セブの日系企業『NKC』が コーヒー苗を山に植樹

セブの日系企業『NKC』が コーヒー苗を山に植樹

セブ州ラプラプ市の経済特区とセブ市内の2ヶ所に事業所を持つNKCは、環境活動の一環としてセブ市タランバン奥の山岳地帯に広がるアドラオン地区で、9月下旬に同地区でコーヒー苗1000本を植樹する活動を行った【写真は同日の記念写真】。

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NKCはベアリングやコンベアーを主として製造する、資本金25億円余、従業員数約3100人の中西金属工業(株)を親会社とし、ラプラプ市の経済特区へは1997年に進出し、ベアリング用ゴムシールや住宅用戸車などを生産している。
 
また、セブ市の事業所は2001年市内ITパーク内ビルに設立し、主に工場の生産ラインシステムを開発している。
 
NKCは企業貢献活動の一環として、今回当地の環境保護団体、セブ市、食品大手のネッスル・フィリピンなどと共同で、コーヒー植樹事業を推進し、社長以下社員のボランティアを動員して植樹を行った。
 
植樹によって同地区の地滑り防止、また緑化による二酸化炭素排出の削減などが見込まれ、コーヒーの樹が育ち実を収穫できるようになれば同地区の住民の収入の一助になると見られている。
 
コーヒーの実は植樹1年後に収穫が見込まれ、その収穫された実は全量がネッスルに買い上げられる。
 
ネッスルはこのようにフィリピン全土でコーヒー植樹を進めていて、インスタント・コーヒー原料のコーヒー豆を合理的に得る活動を展開中。
 
セブは日本からの直行便の便の良さから、1990年代より経済特区を中心に日系企業が進出し、現在200社以上の日系企業があり、現在も日本の投資意欲は旺盛な状況を保っている。
 
しかしながら、フィリピンを安い労働賃金、英語圏で御しやすいといった上から目線、植民地意識の強い日本の企業経営者も多く、利潤追求だけではなく進出当地への社会貢献が企業に求められている時代であり、こういった企業意識は批判の対象となっている。
 
植樹という形で協働したNKCは数少ない日系企業でもあり、現地では高く評価された。
 
植樹事業は達成感も強いが、植樹後のケアも必要で、他の植樹プロジェクトでは枯れ死する例も見受けられ、今回の植樹は一過性に終わらせず続けて欲しいと現地の人々は要望している。
 
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&command=body&no=305&

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