シンガポール、タクシーの1日250キロ走行強制、1月から撤廃
陸運庁(LTA)はタクシーに義務付けている1日250キロ以上の走行を1月1日から撤廃する。ピーク時のタクシー供給数規制も緩和する。ン・チーメン第2運輸相が発表した。ウーバー、グラブなどによる相乗りサービスの提供で客輸送ビジネスが変容を遂げたことを考慮した。
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LTAがタクシー供給・走行規制を導入したのは3年前で、タクシーがなかなかつかまらないという利用者の不満に応じた。全国タクシー協会のアン会長によると、最少走行距離規制はタクシー供給を増やすのが目的だが、客なし走行を増やす結果になった可能性がある。相乗りサービスの容認で輸送需要がこれまで以上に満たされたことが規制緩和の背景にあるという。
タクシー業界では6社で2万7,500台を運行している。ウーバーとグラブの相乗りサービスに利用されている車両は2万5,000台。シンガポール国立大学(NUS)のリー・ダーホーン氏は「相乗りサービス容認で利用者のニーズが満たされたため、当局はタクシーに対する規制を緩和した」とコメントした。
1月以降も午前7時~11時と午後5時~11時のピーク需要時、タクシー会社は保有台数の85%を路上に出すこと、との規則は変わらないが、ピーク時近く(午前6時~7時と午後11時~深夜)の時間帯に同60%の車両を路上に出すこと、との規則は撤廃する。
ソース:http://www.asiax.biz/news/41670/
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