シンガポール、今年の経済成長率予想、エコノミストが再度下方修正
民間エコノミストが示した今年の国内総生産(GDP)増加率予想の中央値は1.4%で、1.8%だった前回予想を下回った。エコノミストは、サービス産業が前回予想を下回ると考えている。
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シンガポール金融管理庁(MAS)が11月24日、民間エコノミストに質問書を送付し、22人から回答を得た。前回調査は9月に実施されていた。エコノミストによる予想の下方修正は6回連続。部門別の生産高増加率予想は、金融・保険が0.5%(前回は2%)、卸売・小売が0.1%(同2.1%)、個人消費が1.4%(同3%)。
非石油地場輸出(石油輸出・再輸出を除く輸出)は4.4%減(同3.6%減)との予想だ。製造は0.8%増の予想で、0.1ポイントの上方修正になった。大華銀行(UOB)のエコノミスト、タン氏は「賃金上昇が鈍化し解雇も増えており、消費は衰える。一方で金利は上昇する可能性があり、国民は消費に慎重になる」とコメントした。クレディ・スイスのエコノミスト、ワン氏も内需低迷を予想している。
来年のGDPについてMASが意見を聞いたエコノミストは1.5%の予想を示したが、野村証券は「楽観的すぎる」との意見だ。企業、世帯の借入率は高く、加えてシンガポールは保護貿易の脅威にさらされると指摘した。
ソース:http://www.asiax.biz/news/41653/
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