爆発事件から1ヵ月、容疑者が犯行否認
バンコク都心のラチャプラソン交差点にあるエラワン廟(びょう)で死者20人、日本人1人を含む負傷者100人以上を出した、爆発事件が発生してから17日で1ヵ月が経過した。その間、タイ警察は容疑者2人を逮捕し、12人の逮捕状を取った。
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15日、マレーシア警察はタイの爆発事件に関係する3人を拘束したと発表。同日、タイ国家警察庁のチャックティップ副長官がマレーシアへ引き渡し交渉に出発した。
また、16日、タイ国家警察庁長官のソムヨット大将は「ラチャプラソン交差点で発生した爆発事件の原因は、タイ政府が外国人による人身売買の取り締まりを強化しているからだろう」と中国へ強制送還したウイグル族との関係を示唆した。だが、同日プラユット暫定首相は「ウイグル族を中国に送還した件とは関係ない」と長官のコメントを一蹴している。
一方、爆発事件の関係者として逮捕された、ビラー・ムーハムマット容疑者の弁護士であるシューシャート氏は、メディアに対し「同容疑者は、爆発事件に関係ないと言っている」と容疑を否認していることを明かした。同弁護士によれば、容疑者は4月にトルコを出発して、ベトナムに入ったが、そこでアデム・カラダクという名前で偽造パスポートを作成。ラオス経由でタイに入国した。容疑者は「爆弾を作ることなんてできない。部屋で発見された(爆弾を作る)材料は、警官や軍隊が持ってきて、写真を撮った」と軍や警察によるでっち上げだと語っているという。
(12日=タイラット、15日=マティション、デイリーニュース)
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