インドネシア:労働者約20万人動員へ 新首都開発 国民から不信感
新首都「ヌサンタラ(群島)」のバンバン・スサントノ長官は3日、西ジャワ州ボゴール市のイスタナ(大統領宮殿)で新首都開発に向け、15万~20万人の労働者を受け入れる準備ができていると発表した。政府は2022年後半に土地開発、物流などを進める計画で、新首都開発を急ぐ。地元メディアが報じた。
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バンバン氏は短期間で新首都の建設を終わらせるには15万~20万人の労働者が必要になると説明。同氏は「時間が限られており、今後も労働者と資材の数も増えるだろう」と話した。しかし、事業内容や労働者の採用形態など詳細は明らかになっていない。
政府は24年までに首都をジャカルタから東カリマンタン州北プナジャム・パセル県に法律的な移転完了を計画。また、同年までに基本的なインフラなどの開発を進め、国軍や国家情報庁(BIN)などを機能させる目標を掲げている。
バンバン氏はまた、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領から環境保全と開発地域の周辺住民の生活を考慮するという意向があったと指摘。同氏は「(政府は)ヌサンタラが持続可能な森林都市として実現できるように(注力する)」と強調した。
一方、民間調査機関インドネシア・ポリティカル・オピニオン(IPO)は4日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で国民の約54%が新首都移転計画は成功しないと回答したという調査結果を発表。新首都移転に関する国民の不信感が浮き彫りとなった。
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/59489.html
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