作業は、1本50メートルのレールを溶接し500メートルの長さにつないでから設置する。ブディ氏は「レールの設置は東南アジア初となる先端的な技術を利用する」と説明。工事の迅速化に期待感を示した。
また、高速鉄道を運営するインドネシア中国高速鉄道(KCIC)のドゥイヤナ・スラメット・リヤディ社長によると、現在の工事進ちょく率は82%。2023年の運行開始を目指しているという。
これに対しブディ氏は、政府は22年末までに試験運行の開始を目標に掲げていることを明らかにし、「ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領と中国の(習近平)国家主席が共に試験運行に参加できることを願う」と話した。
高速鉄道の全長は142・3キロとなる計画。ブディ氏は「ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道は国家戦略プロジェクトであり、インドネシアと中国の友好的な象徴となる」と強調している。