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インドネシア:18歳未満に接種開始へ シノバック製 大統領府

 
地元メディアによると、BPOMが行った18歳未満へのシノバック製ワクチン接種に関する調査結果では、安全性を確認する臨床実験で11歳までの被験者には発熱の症状が見られたが、12~17歳は報告されていないという。
 
一方、この調査結果を受け、ワクチン供給をする国営製薬ビオファルマのバンバン・ヘリヤント広報担当は同日、地元有力紙コンパス(電子版)の取材に「承認ではない」と明言して、BPOMからの承認を待つ姿勢を示すなど、大統領府の認識と食い違いを見せた。

インドネシア小児科会(IDAI)によると、新型コロナ感染者の12・6%が18歳以下で、小児科医が3月以降に収集したデータでは、感染による死亡者の30%が18歳以下だった。また18歳以下の死亡者のうち、59%を占めるのは0~6歳の幼児で、IDAIは「子どもでも合併症による重症化は起こりうる」として、ワクチン接種を推奨している。
 
ただ、29日時点で保健省は18歳未満が対象となるワクチン接種を「準備段階にある」としている。(三好由華)

ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/55986.html