合同研究チームによる同ワクチンの第1期臨床実験(治験)では、重度な副反応が発生するなどBPOMの基準を満たせなかった。このためBPOMは第2期治験を承認しなかったが、国産ワクチンを提案したテラワン・アグス・プトラント前保健相は国会(DPR)決定を取り付け、BPOMの承認を得ず、第2期治験を強行していた。
覚書の締結を受け、ムハジル・エフェンディ人材開発・文化調整相は20日、治験の監視機関はBPOMから保健省に変わり、研究は今後、国民の接種ワクチンの開発ではなくなったことを確認。今後の成果は、治験を続ける中央ジャカルタのガトット・スブロト陸軍中央病院(RSPAD)に限って提供できると説明した。