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ベトナム:H&M、九段線問題でボイコットに直面

 
この事件は最近起こったもので、ベトナムで好調な業績を上げている老舗ファッション企業に対するボイコットが広まった。

 
ボイコットの表明は、FacebookやTwitterを中心としたソーシャルプラットフォームでハッシュタグ付きで拡散されている。

 
抗議者の中には、2017年以来、同国におけるファッションブランドの存在をこれまで支持してきたアーティストも含まれている。

 
一方、現地のネットユーザーの中には、H&Mの持ち物を捨てたという人も少なくない。

 
H&Mベトナムは、メディアへの対応を拒否している。

 
H&Mがベトナムに進出したのは2017年のこと。ホーチミン市とハノイでの開業初日には、それぞれ1万2000人と1万4000人の顧客を集めた。1億人近い人口を抱えるこの国で2年間活動した結果、2019年には1兆1100億ドン(4850万米ドル)相当の収益を上げた。

 
北京が一方的に主張する九段線は、ベトナムの海域を覆い、最大90%の領有を主張する南シナ海(ベトナムでは『東海』と呼ぶ)での中国の拡張主義を強固なものとするための印となっている。

 
H&Mは、同社のウェブサイトに掲載されている「中国の地図に問題がある」と中国サイバー空間管理局上海支局から警告を受け、非合法的な地図を公開した。

 
海外メディアによると、イラストの何が問題だったのかは明らかにされていないが、規制当局に呼び出された後、H&Mのマネージャーは「早急に誤りを修正した」という。

 
最近では、H&Mの商品が中国の主要な電子商取引プラットフォームから姿を消したり、労働虐待を理由に新疆からの綿花を買わないと発表して批判されたりしている。

 
現在、ベトナムでは12店舗を展開しているが、中国では520店舗となっている。

 
H&Mは先週、中国の顧客からの信頼を取り戻したいと述べた。

 
「中国は当社にとって非常に重要な市場であり、この国に対する当社の長期的なコミットメントは揺るぎないものです。私たちは中国の同僚と協力して、現在の課題に対処し、前進する方法を見つけるためにできる限りのことをしています」と述べている。

 
Photo by Mike Mozart on Flickr

 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_4444.html