ベトナム:アパレル、来年後半に本格的な回復が見込まれる
VinatexのLe Tien Truong会長によると、ベトナムの繊維・アパレル部門は2022年の第3四半期に回復すると予想されている。
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昨年のベトナムの繊維・アパレル輸出額は、新型コロナの流行の影響を受けてマイナス10.5%となり、350億米ドルにとどまったが、東南アジアの他の競合国は15%から20%の減少を被った。
これは、25年間にわたって世界市場に進出してきたこの業界にとって、初めての大きな挫折だとTruong会長は言い、世界市場は回復の兆しを見せているものの、注文数や価格はまだ控えめだと続けた。
また、Vinatex社をはじめとするいくつかの現地企業では、ニットウェアなどの人気商品について、4月末まで、あるいは7月、8月までの注文を受けているという。
新型コロナの危機から、最短で2022年の第3四半期には完全に回復する態勢が整っている、と同CEOは語る。
Truong氏は、新型コロナの流行時にアパレル部門が受ける不利益について、アパレル企業が契約を履行できない可能性が高く、さらに重要なことに、グローバルなサプライチェーンにおける部門の地位も脅かされると述べている。
3回のコロナウイルスの流行を経験したVinatex社の担当者は、職場での新型コロナの抜本的な予防策を講じるよう企業に助言しているが、流行地域の労働者には21日間の隔離期間が設けられている。
国内の繊維・アパレル業界では、今後1年間で約390億米ドルの輸出額を達成することが見込まれている。
この目標を達成するために、国内企業は新たな市場への進出に努めるとともに、様々な自由貿易協定(FTA)の実施により、輸出を後押しする豊富な機会が生まれることが期待されている。
Vinatex社のリーダーは、最近署名されたFTAによる関税削減と利益を最大限に活用するための手段として、地元企業は、ベトナム国内またはブロック内の国のいずれかで生産したことを証明する必要があると述べている。これは、環太平洋パートナーシップに関する包括的かつ進歩的な協定(CPTPP)およびEU-ベトナム自由貿易協定(EVFTA)で定められている糸と布のルールに沿ったものである。
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