香港:中央政府に出入境制限の緩和を要求
新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの接種スキームが開始されて1カ月以上が経過したが、他の地域と比較しても香港のワクチン接種率は明らかに低くなっている。
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3月18日付香港各紙によると、林鄭月娥・行政長官は17日の立法会での質疑応答で、ワクチン接種を受けることを奨励するインセンティブの提供を検討していると明かした。
例えば2回の接種を受けた後の出入境に関する制限を一部緩和するよう中央政府に提案することや、社交距離措置を緩和する可能性についても検討すると答えた。
民主建港協進連盟(民建連)の陳克勤・副主席は、ワクチンを接種した後に中国本土に赴く際、隔離日数を減らす、あるいは隔離しないで済むようにできないかと質問。
林鄭長官は新型コロナ流行第4波の発生前、特区政府は香港市民が広東省へ赴くことを制限付きで認める計画を立てていたが、第4波の発生により出入境の制限がまだ緩和されていないため、流行が収束するまで条件が整わないと答えた。ただし政府は中央の関連当局と連絡を取り、例えば2回分のワクチン接種を受ければ制限を一部緩和するかについて確認していると付け加えた。
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