ジャカルタ特別州で昨年6月に発令された「排気ガス試験に関する知事規定」(2020年66号)は、21年1月24日以降、車両登録から3年以上経過した自家用車やオートバイは、少なくとも年1回、排気ガス試験を受けることを義務付けている。
この試験を受けなかったり、試験で排気される汚染物質が規定量の上限を越える場合は罰金などが科される。
排気ガス試験の義務化は、深刻な首都の大気汚染を抑えることが目的で、排ガス濃度が基準を満たしていない車両やオートバイを減らすことが期待される。また、政府が掲げるハイブリッドを含む電気自動車(EV)の生産台数を25年までに25%に引き上げる目標達成にもつながるとみられる。
環境局によると、無料の排ガス試験は今後、13日に西ジャカルタ・CNI建物前、18日に北ジャカルタのプルイット貯水池公園に面したプルイット・ティムール・ラヤ通り、21日には中央ジャカルタのモナス(独立記念塔)広場に面するメダン・ムルデカ・スラタン通りで実施する予定という。
(三好由華)