香港:ウイルス抑制できなければ戒厳令も
香港特区政府の専門家顧問で香港中文大学呼吸系統科講座教授である許樹昌氏は、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行が引き続き抑制できなければ戒厳令などを検討すべきと言及した。
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12月20日の香港メディアによると、許氏は「週末になっても街は人や車で混雑しており、ショッピングモールを訪れたり、紅葉を見に行ったりする人が多いことを懸念している」と述べ、人流を減らすことができなければ新型コロナの感染の連鎖を阻止することは難しいと指摘。特区政府は店舗の営業時間をさらに短縮、美容院やファッションショップなどの緊急性のない店舗に営業停止を求めることも検討すべきとの見方を示した。
さらに「ウイルス流行が抑えられないようであれば、必要に応じて戒厳令などに似た措置を検討すべき」と述べた。現在、新型コロナの感染者数が2けた台の高水準で推移し感染源不明率が高ければ、学校での対面授業の再開は難しいと述べている。衛生部門は1月中旬に専門家との会合を手配しており、ワクチンの使用が認められれば早ければ1月中旬から下旬にも市民にワクチンを接種できるとみられている。
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