会議では、貿易・投資の自由化を2020年までに達成することを目標として、1994年11月に首脳会議で採択したボゴール目標に代わる方針、「プトラジャヤ・ビジョン2040」を策定した。
ジョコウィ大統領は「いま、26年前にボゴール目標を決めた発祥の地ボゴール宮殿にいます」とあいさつ。「先進国と新興国、相互に利益をもたらす経済秩序を達成するため、協力の精神を育てよう」と呼び掛けた。
大統領はまた、新型コロナ問題により、APEC首脳会議参加国の経済状況が悪化している状況を指摘。国内総生産(GDP)が2・7%縮小し、7400万人が雇用を失ったとする推計を示し、「この困難な時期から抜け出すために、今こそ94年と同様の関係性を再構築する時だ」と結束の重要性を強調した。
デジタル技術活用などを通じた国家間の連結性の強化と、それに伴って人材育成を進めることの意義も指摘した。
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