11月10日付香港各紙によると、過去3年連続で料金を値上げしており、据え置きは3年ぶり。2021年1月1日からの1キロワット当たりの料金は、香港電灯が1.264ドル、中華電力が1.218ドルを維持する。
しかし、香港特区政府が今年1月から12回に分けて支給してきた計2000ドルの電気代補助がこの12月をもって終了することから、市民が来年1月から実際に負担する電気代は増えることになるという。
立法会議員らは新型コロナウイルス感染拡大が経済に打撃を与えている中、料金を値下げせず据え置くことに失望したとコメント。来年も2000ドル以上の政府補助が必要だと訴えている。これに対し政府環境局では、電気代補助はなくなっても今後数年間は電気代緩和金の支給を継続すると話している。
緩和金は1世帯当たり約50ドルだが、補助のない時の一般家庭の毎月の電気代は約200ドルであることから、緩和金の支給により電気代の負担が約20%軽減されると指摘している。
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