セブ島は同誌のトップ10の常連であったが、トップに入ったのは初めてで、コロナ禍でセブ島内の観光業が壊滅的な打撃を受けている中、関係者に光明を与えている。
この他、フィリピンからはパラワン島が4位、ミンダナオのシアルガオ島が5位、ボラカイ島が前回トップから落ちて6位となった。
選考方法は60万人の旅行者が選んでいるが、実際に旅行した者以外に宣伝写真などのイメージで選んだ人も多く、実際は違うとの辛い評価をする者もある。
4位のパラワン島は世界遺産でもある『地底洞窟』や奇観の『エル・ニド』で知られるが、エル・ニドなどかつては秘境であったが、爆発的に観光客が押し寄せて環境破壊が起き、当局は違法建築施設を強制撤去するなど対策を講じているが追い付いていない。
初めてトップ10入りで5位に入ったシアルガオ島は昔から『サーフィン』で知られる場所で競技会も開かれているが、近年はその人気から観光公害が目立ち、特に薬物汚染が目に余るとの指摘もある。
今までフィリピンではトップに立っていたボラカイ島だが、昨年大統領が同島を訪れて『ドブと同じ海』発言から島を半年以上閉鎖して、改善に努めて徐々に観光は再開されたが、その矢先コロナ禍で閉鎖状態となった。
10月になって制限を設けて観光客を受け入れるようになったが、コロナ感染者が毎日3000人前後、累計34万人間近のフィリピンでは国内自体旅行をするような体制、雰囲気ではなく出足は鈍い。
しかし、観光客で溢れた海岸はかつての静けさを取り戻し、逆にボラカイ島の良さを味わうには今が良いという者もあるが、航空便が復活しないと訪れることが難しい。
このように島に対しての評価は高いフィリピンだが、同誌の旅行先ベスト20ヶ国で日本が4位に入る中、フィリピンはは昨年8位から圏外に落ちてしまい、旅行に行く国としては不安定要素が強いことが明らかになった。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=520