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香港:5~7月の失業率6.1%に改善

 
前月発表(20年4月~6月)の6・2%より0・1ポイント下降した。失業率は過去9カ月連続で上昇していたが、今回下降に転じた。主な業界でいずれも下降し、中でも通信、商用サービス、教育業界と専門職での下降が目立った。不完全就業率は前月発表より0・2ポイント下降し3・5%となった。就業者数は約1万6600人増えて約363万7000人。労働人口は約1万8400人増えて約387万9500人、失業者数は約1800人増えて約24万700人となっている。
 
特区政府労工及福利局の羅致光・局長は、労働市場は引き続き厳しい状況だが、5月~7月の失業率が4月~6月よりも改善したのは新型コロナウイルス感染拡大が5~6月はほぼ食い止められたことによると指摘。しかし業種別では、小売り、ホテル、外食業を含む消費・観光業全体の失業率は前月発表よりわずかに上昇して10・8%に達しており、重症急性呼吸器症候群(SARS)によるダメージを受けた2003年8~10月期よりも高い水準となっている。中でも飲食サービス業は14・6%とSARS禍後の高い水準に近い。
 

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