中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染がオーストラリアで拡大した後、同国政府はより多くの医療用品を手に入れるため、マスクを検査無しで輸入することを許可した。
その後、数百万枚のマスクは輸入されたが、その中には大量の中国製マスクも含まれている。
オーストラリア治療製品管理局(TGA)によると、医薬品の需要が増えたことで、オーストラリア医薬品登録(ARTG)も増えており、海外製品の輸入が急増した。医療品の品質が特に懸念されているが、特にマスクの品質が心配される。
6月、多くの医療スタッフからマスクの品質に関するクレームが寄せられたため、TGAは、品質検査を行うと発表した。さらに、偽りの商品情報を提供している販売業者には、民事・刑事の懲罰を課すると警告を出した。
発表後、202社のマスク販売業社は自ら登録を取り消した。その多くは上海、泉州、常州、湖北、安慶、広州、広西、福建、東莞にある中国の医療用品メーカーだ。
オーストラリア医師会(AMA)の前会長、ムケシュ・ハイケルワル氏はサン・ヘラルド紙のインタビューに対して、「自分と同僚の使っているマスクが合格品かどうかはわからないし、識別する方法もわからない」と政府による検査を歓迎した。
TGAは、最近クレームのあるマスクについて、中国品質基準に達したKN95マスクだとメーカーは主張しているが、アメリカの検査機関によると、利用者をウイルスから守ることができないという。
ソース:https://www.epochtimes.jp/p/2020/07/59785.html