コロナ感染者情報として信頼性の高いアメリカのジョンズ・ホプキンズ大学によると7月6日時点の最新統計で、東南アジアで感染者数1位はインドネシアだが、フィリピンが46333人の感染者を数え、シンガポールの44983人を超えて同地域で2番目の感染を発生させた国となった。
しかし、近々の感染者数で急増しているのはフィリピンで、次いでシンガポール、インドネシアと続き、フィリピンが感染制圧に失敗していること伺わせた。
死亡者数についてはインドネシアが突出する3241人、次いでフィリピンが1303人、3位にマレイシアの121人と続いた。
コロナ感染者で回復者の数字では、1位シンガポール40441人と医療体制の充実を物語り、2位に感染者の多いインドネシア29919人、フィリピンは3位の12185人と貧弱な医療体制の中では健闘しているが、セブ市の様に医療崩壊が起きている地域もあって楽観出来ない状況となっている。
フィリピン衛生当局は感染者の急増は防疫措置の緩和によって、人と人との接触が増えたためと見ているが、3月半ばから続く強制的な防疫措置も、国民の間の感染に対する緩みは防げず、お手上げ状態となっている。
なお、国内唯一、最も規制の強い措置の取られたセブ市は感染者数5824人と6000人に近づき、死者211人、回復者3046人となったが、近隣市町も感染が増えていて収束の見通しは立っていない。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=515