2020年6月26日

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フィリピン:新型コロナにセブで2例目 自治体首長感染

フィリピン:新型コロナにセブで2例目 自治体首長感染

623日現在、フィリピンの新型コロナウィルス感染者数は31825人、死者1186人と感染制圧には遠く、連日3桁台の感染者を出している。

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その中でセブ市は全国の自治体の中で最多の感染者を出し、同日現在感染者数4479人、死者89人と爆発的感染状態となっていて、国内で一番規制の強い地域となっているが、効果は出ていない。
  
そのため、中央政府はセブ市関係者に見切りを付けて、政府高官を中心とする監督チームを派遣し直接対策に乗り出した。
 
その他、セブ市近隣の自治体でも爆発的感染は収まらず国際空港のあるマクタン島のラプラプ市は304人を数え、市長までが感染し、これはセブ州の自治体首長の中で最初の感染者となった。
 
6月21日には、セブ市から最も離れている、バスで3時間以上かかるセブ島北端のダアンバンタヤン町長の感染が確認され、セブ州内で2例目となった。
 
同町長は6月15日に症状を感じ、検査を受けたがその時の結果は曖昧であり、同町長は庁舎で執務を続けた。
 
同町長は6月17日にセブ市で開催される会議に出席するために、16日にダアンバンタヤン町からセブ市に隣接するマンダウエ市の自宅に移動。
 
会議後の18日に再び咳と発熱があったので検査を受けたところ、コロナに感染していることが分かった。
 
感染が判明するまで同町長は自在に動いていて、ウィルスを他に感染させた疑いは強く、その自覚のなさに批判が集まっている。
 
ダアンバンタヤン町は人口7万人以上、現町長は日本人の血を引き日本名を持つが、公職にはフィリピン国籍者でないと資格がないためにフィリピン国籍。
 
また、同町長の継父はドゥテルテ大統領から麻薬関与者として名指しされた国家警察の高官で、退任後に同町の町長選に出て7票差で現職を破って当選。
 
落選した現職に敗れたのは同町長を2期続けた現町長の母親で、こういう田舎の町でも政治王朝作りは盛んだが、自覚のなさから感染した町長のために同町庁舎【写真】は消毒措置に入り、業務も停止せざるを得なく、同庁内での感染パニックが起きている。
 
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&config=&command=body&no=514

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