ジャカルタでのPSBBは4月10日に始まり、延長されてきた。計56日間行われることになった。長期化する中、18日からは州内各地で交通渋滞が発生、市場の混雑が見られるなど、市民による制限の軽視も指摘されてきた。PSBB終了の可能性を示すことで、再び遵守を促す狙いもありそうだ。
保健省によるとジャカルタの感染者数は6155人で、死者は470人。いずれも州別で国内最多だ。1日当たりの新規感染者数は4月下旬に一時2桁台が続き、鈍化が期待されたが、5月に再び100人を超える日が相次いでいる。
またアニス知事はレバラン(断食月明け大祭)前後の帰省とUターンによる感染拡大を懸念。19日の会見でもジャカルタにとどまるよう呼び掛けた。首都圏(ジャボデタベック)外との出入りを規制するなど、対策を強化している。
外国人を含め、PSBBの対象外となる一部業種などは許可制にし、それ以外の出入りを禁じた。許可はウェブサイト(https://corona.jakarta.go.id/en/izin-keluar-masuk-jakarta#11sektor)から申請できる。(大野航太郎)
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/51788.html