インドネシア:自動車出荷9割減 「60万台」下回る懸念
インドネシア自動車工業会(ガイキンド)は18日までに、4月の国内自動車出荷台数が約8千台だったと明らかにした。前年同月比で9割減となる。新型コロナウイルスの影響で市場が縮小し続け、在庫調整のためメーカーがディーラーへの出荷を絞った。5月は市況がさらに悪化するとみられ、4月に大きく引き下げられた通年目標60万台の達成が危ぶまれている。
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地元メディアによると、ガイキンドのヨハネス・ナンゴイ会長は15日、「4、5月の数字を見れば、60万台の達成は非常に厳しい」との見方を示した。
新型コロナによる国内全体の景気悪化と、「大規模社会的制限(PSBB)」に伴うディーラーの閉鎖、外出の制限、金融機関による自動車ローンの頭金増額で、5月以降も厳しさは増す。ガイキンドは政府に対し、車両登録税引き下げなどの支援を求めている。
また、中古車の販売も低迷する一方で、生活費を捻出するため売りに出される自動車が増加。中古車市場で値崩れが起きているとの報道もある。
昨年の国内出荷台数は約103万台。約18年は115万台だった。ガイキンドは今年4月、新型コロナの感染拡大で、約108万台としていた通年目標を60万台まで引き下げていた。(大野航太郎)
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/51779.html
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