インドネシア:アウトドアな休日の過ごし方 澄んだ空気でリフレッシュ プンチャック峠を越えて
ジャカルタ特別州から自然を楽しめる観光地に行こうと考えたとき、西ジャワ州のボゴール植物園やタマン・サファリを想像すると思います。今回は少し足を伸ばしてプンチャック峠を超え、自然を存分に満喫できる場所をいくつかご紹介します。
この記事の続きを読む
◇足を伸ばして本格登山
体力に自信がある方におすすめしたいのは、グデ・パンランゴ国立公園のグデ山登山です。標高2958メートルの活火山、グデ山の山頂を目指すには往復10時間以上かかる時もあります。ジャカルタと比べて気温が低いので、レインコートや暖かい着替え、懐中電灯の準備を。カロリーの高いパンやおにぎりチョコレートなどの食料を持参しましょう。
美しい植物や鳥のさえずりを聞きながら五感で自然を感じ、ゆっくり登っていきます。今回はベースキャンプでテントを張り、一泊しました。
翌朝は日の出を拝むため、懐中電灯を手に暗く酸素も薄い中、ベースキャンプを出発してから約1時間で登頂! 近くのパンランゴ山と壮大な景色を堪能できます。すがすがしい達成感は忘れられないインドネシアの思い出の1つになるでしょう。現在、生態系保護や気象状況からの判断から、3月まで閉鎖されていますので、4月からぜひ挑戦してみてください。
◇年に2回咲くサクラ
チアンジュール県チパナスのチボダス植物園内のタマン・サクラ(桜園)では通常2月と8~9月に桜の開花時期が訪れます。昨年に雨期が長期化したことから残念ながら今年は花が咲いていませんが、桜並木に沿うように川が流れ、水遊びを楽しんだり、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごすにはぴったりの場所です。 園内の庭園には千種以上の植物が植えられており、SNS用に写真を取り合う若い人たちの姿も見かけました。
◇絶景を独り占め
スリリングな体験を求めている人にもってこいなのは、鳥のように自由に飛びながら茶畑の景色を見下ろせるパラグライダーです。経験豊富なパイロットと一緒に飛ぶため、難しい操作は必要ありません。はじめて経験する人も安心できます。ハーネスを装着し緊張しながらタイミングを待っていると、スタッフから「走って!」と号令をかけられます。懸命に地面を蹴り続け、風に煽られながらも崖の淵まで進むと、ふわっと体が浮きました! 飛行開始です。晴れた日には気持ちよい風に吹かれ、大自然を肌で感じられることでしょう。天候状況にもよりますが、15分間ほど楽しみました。
車で約10分の場所にあるプンチャック・ラヤ通りのレストラン「ブミ・アキ」は眺めがよく、スンダ料理を楽しめます。
◇東南アジア最長の吊り橋
お時間がある方は、スカブミ方面に向かい、グデ・パンランゴ国立公園の一部でもある「シトゥ・グヌン・サスペンション・ブリッジ」を渡ってみるのはいかがでしょうか。2017年に建設が始まり、約4カ月で完成しました。長さ243メートル、幅1・8メートル、高さ121メートルの森の中にある東南アジア最長の吊り橋で、安全性を考慮し、橋を渡るときには腰に安全ベルトが巻かれます。橋を渡った先には、高さ35メートルのサワル滝があり、岩に落ちる水の迫力ある音を聞きながら、爽やかな空気を胸一杯に吸い込み、リフレッシュできること間違いなしです。(佐藤裕菜、写真も)
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/51107.html
最新ニュース
-
- 香港
- 香港:渡航シーズン、海外でデング熱などに注意 2022年12月8日
-
- インドネシア
- インドネシア:TOD投資フォーラム 日イの事業者ら覚書 都内 2022年12月6日
-
- 香港
- 香港:小売業総売上高、10月3・9%増 2022年12月2日
この記事の提供会社
日本とインドネシアをつなぐインドネシア最大の日本語メディア / 日刊『じゃかるた新聞』
-
- インドネシア
- インドネシア:国内で7店舗オープン ユニクロ
-
- インドネシア
- 首都圏広域で停電 MRT、信号も停止
-
- インドネシア
- ジャカルタの大気汚染が世界最悪に、マスク着用必要なレベル
-
- シンガポール
- シンガポール国民の過半数が「新年度予算案」を支持
-
- その他ヨーロッパ
- なぜ日本では「落とし物」をしても必ず返ってくるのか? 5つの理由