香港:香港マカオ弁公室の主任が解任
国務院は2月13日、香港マカオ弁公室の張暁明・主任の職務を解任すると発表した。
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同日の香港メディアによると、張主任は香港マカオ弁公室の日常業務を主管する副主任となる。後任の主任は全国政協の夏宝竜・副主席が兼任する。中央人民政府駐香港特区連絡弁公室(中連弁)の駱惠寧・主任と中央人民政府駐マカオ特区連絡弁公室の傅自応・主任は香港マカオ弁公室副主任を兼任する。
張暁明氏は2012年から中連弁主任を5年務め、在任中に「セントラル占拠行動」が発生したり、「行政長官には超然とした地位があり、行政、立法、司法の上の特殊な法的地位にある。香港は三権分立の政治体制を実施していない」との発言が物議を醸した。17年9月に香港マカオ弁公室の主任に就任し、歴代最年少の同弁公室主任となるなど、30年余りにわたり香港マカオ事務に携わっている。
全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は今回の人事について、国家の安全維持、愛国者による香港統治の確保、国民教育の推進、香港統治のマヒ状態防止を念頭に置いた香港マカオ事務系統の整理と強化が目的と指摘。「中央が現在直面している問題は外部勢力の介入であり、それら勢力が地場の敵対勢力と協力して国家の主権に挑戦し、特区の統治権を奪取しようと企てていること」だとして、中央の対香港政策はより強硬になるとの見方を示した。
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