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初期の感染者、死亡率は11% 中国研究者が医学誌に報告

 
「ランセット」は、武漢市や上海、中国国立ウイルス研究所などからの複数の中国学者による調査報告書「2019年新型コロナウイルス肺炎の99例の疫学的および臨床的特徴(Epidemiological and clinical characteristics of 99 cases of 2019 novel coronavirus pneumonia in Wuhan, China: a descriptive study)」を掲載した。
 
この報告書は、2020年1月1~20日に、武漢の金銀潭病院に移された新型コロナウイルスに感染した99人の患者の臨床症状を分析した。
 
99の症例のうち、17人が呼吸不全の一種である急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を発症し、11人が多臓器不全で死亡した。死亡率は11%になる。2020年1月25日現在、57人が入院中で、31人が退院した。
 
調査と分析の結果によると、新型コロナウイルスの患者99人のうち、49人が華南海鮮市場を訪れていた。患者の年齢は21~82歳で、40歳未満は10人、40〜49歳は22人、50〜59歳は30人、60〜69歳は22人、70歳以上は15人。
 
99人の患者のうち、50人に慢性疾患(一部は複数の慢性疾患)があり、心血管および脳血管疾患が最も多く、40人だった。消化器疾患は11人と次に多い。
 
臨床症状で最も多かったのは発熱と咳で、8割以上に症状がみられた。エックス線検査では、74人の患者が両肺に肺炎を患っていた。
 
1月29日、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は記者会見で、30日に緊急委員会を再招集し、新型コロナウイルスの流行を、国際公衆衛生の緊急事案とするかどうかを判断するとした。
 
(大紀元:呉英/翻訳編集・佐渡道世)
 
ソース:https://www.epochtimes.jp/p/2020/01/51234.html