10日付香港各紙によると、爆弾が置かれていたのは皇后大道東にある華仁書院胡応湘堂の建物の基礎部分。9日午後5時ごろ、清掃員が2つの長方形の外枠をつなげた物体が置かれているのを見つけ、導線が見えたことから爆弾の疑いがあるとみて警察に通報した。
警察は付近一帯の道路を封鎖し、機動隊と消防隊を配備。爆発物処理班が処理に当たったところ、中身は2種類の化学物質による爆薬が10キログラム、たくさんの釘が詰められ回路基板とつながっており、外枠全体を食品用ラップフィルムで包み、外側には携帯電話がつながっていた。リモコン方式で起爆するとみられる。
爆弾処理班主任によると、この爆弾の爆発威力は強大で、爆発が起これば50~100メートルの範囲内に釘が飛び散り深刻な死傷事件をもたらす可能性があると指摘。この種の爆弾は販売されておらず、製造するには専門知識が必要だという。
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