同遊園地は1991年に開業し、お化け屋敷やゴーカートなど30ほどの遊戯施設を持つが消失を免れたのは屋外にあった観覧車とジェットコースターのみとなった。
今回の火災に対して運営側は10億ペソ(21億円)の損害と算出しているが、パサイ市消防局はその7分の1程度の1500万ペソと見ていてその額の違いに注目が集まっている。
同施設はマニラ湾に面し、面積は3万5千平方メートルあり、近隣には国際会議場や文化施設があり、国内最大のモール施設も近い。
火災の出火元はアトラクションを行う倉庫内からと見られているが、消火に当たった消防隊員によると同施設内の他の場所から同時に火の手が上がっていたとの証言もあって『放火』の疑いも出ている。
同遊園地は国内にラジオ局網を持つ会社が親会社となっているが、同放送会社の本部建物も消失した。
この火災を受けて同遊園地運営側は1年以内の営業再開を目指すとするが、放火が事実なら保険支払いなど多くの問題点があり、再建は容易でないとの指摘もある。
また、運営会社は正規職員には閉鎖期間中でも、当面は特別手当を支給、非正規職員には再開まで待機を求めるとするが、事業形態が多くの非正規職員で回転しているために、新たな労働問題を引き起こす可能性も秘めている。
【写真は同施設炎上の様子 手前の道路は日米の大使館が沿道にあるロハス大通り】
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news03&command=body&no=504&