インドネシア:初のモデルチェンジ 新型カリヤ、シグラ発売 トヨタとダイハツ
トヨタ・アストラ・モーター(TAM)とアストラ・ダイハツ・モーター(ADM)は16日、低価格グリーン車(LCGC)適用の7人乗りMPV(多目的車)「カリヤ」(トヨタ)と「シグラ」(ダイハツ)の新型発売をそれぞれ発表した。2016年に発売開始して以来、初のマイナーモデルチェンジとなる。市場での認知度は高まっており、デザイン改良で販売増への追い風としたい考えだ。
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両方とも現地調達率は旧型と大きく変わらず、94%の水準を維持している。LCGCセグメントでは初となる、LEDヘッドライトや電動可倒式ドアミラーを搭載した。トレンドを意識して、グリルやバンパーなどフロントの形を変え、スタイリッシュでモダンなデザインにした。
カリヤではエンジンは1200ccの1種類のみで、上級モデルはマニュアルとオートマチック2種類が販売される。価格は1億3746万~1億5840万ルピア。
カリヤは発売以来順調に売り上げを伸ばし、2019年8月時点で累計21万5千台を売り上げている。直近では、月間販売台数は5千台を下回っているが、新型モデルで上向きを見込む。
TAMの中田佳宏社長は、「カリヤは幅広いニーズに応えられるモデルだ。今後、国外でも需要があれば、インドネシアを拠点に輸出していくことも検討したい」と語った。
■内装に高級感
シグラの内装では、濃さが異なる2種のグレーを組み合わせ高級感を出した。バックカメラを搭載、収納スペースも増やした。
1000ccと1200ccの2種類を備え、価格帯は1億1400万~1億5675万ルピア。
シグラは16年の販売開始以来、同年2万4642台(小売りベース)、17年4万8293台(同)、18年5万682台(同)と販売台数を伸ばしており、人気車種の一つとして定着している。16年から19年8月までの累計販売台数は15万7千台(同)。月間販売台数では、現状に引き続き約4千台を目指す。(小山倫、上村夏美)
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