全国人民代表大会（全人代）常務委員会が２０１５年８月３１日に下した普通選挙に関する決定に対するデモであることが明らかで、行政長官と立法会議員の全面普通選挙の即時実現は、逃亡犯条例改正の撤回を求める昨今のデモ隊が掲げる５大要求の１つとなっている。
　
直近のデモ活動としては２３日に「人の鎖活動」、２４日に「空港交通ストレステスト」などが予定されている。「空港交通ストレステスト」は香港国際空港までのアクセスルートをすべて塞ぐ活動。車を運転する市民には青馬大橋と空港に至る主要幹線道路でノロノロ運転を呼びかけている。
　
車を運転しない市民には、各種交通機関を使ってベルトコンベア式に絶え間なく空港との間を往復させる。目的は空港への出入り圧力を急激に上昇させることで旅客やクルーが搭乗に間に合わないようにさせ、フライトの遅延や欠航に追い込むというもの。香港警察公共関係科の江永祥・高級警司は１９日、警察がこの計画を相当注視していることを明らかにし、「いかなる者も空港の運営を妨害し、旅客と市民の出入りに影響を及ぼしてはならない」と述べ、香港航空保安条例１５条に基づき空港の運営を妨害した者は終身刑もあり得ると強調した。
　
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