同委員会のウイン・アウン技術長によると、打ち上げから30分後に「ミャンマーサット2」を積み込んだ「インテルサット39」は予定通りの軌道に乗り、8月8日には東経62度、高さ36,000キロの上空に達したという。
現在使用している「ミャンマーサット1」は、2016年5月27日から5年間レンタルしているもので、通信電波帯は350MHzまでと制限されていた。「ミャンマーサット2」では864MHzまで拡大されるため、国境付近の遠隔地まで電波が届きやすくなり通信環境が大幅に改善されるという。「ミャンマーサット2」が実際に利用されるのは10月中旬からになる予定。
ミャンマー人工衛星システム構築委員会は今後、ミャンマーの研究者を日本に派遣し技術を習得させ、ミャンマー独自のデザインにより2020年に小型人工衛星(寿命2年)を、2023年に中型人工衛星(寿命5年)を打ち上げる計画を立てている。