The Post紙が11日に確認したGMACの声明は、2月にEUによって最初に制定されたEBA撤回手続きに基づいて規定された6か月の監視と関与を終了するため、欧州委員会の立法者によって設定された。
EUは、今後3か月後でカンボジアのEBAステイタスに関する最終決定を行い、その後、結論を示す報告書を提出する予定である。
「GMACは再び、該当産業へのEBA特恵撤回はアパレル、履物、および旅行用品の労働力全体に大きな失業の打撃をもたらすため、EUの立法者、役人、およびEUのすべての利害関係者に貧困撲滅と持続可能な開発を目的とするEBAプログラムの役割を果たせないとを訴えたいと願っている。
それはまた、GMACおよびその労働力にとっても悲しく残念な結果であり、カンボジアだけでなく、他国の同産業でも労働コンプライアンスを監視する国際労働機関(ILO)の役割を大きく前進させてきた」と GMACの声明は述べている。
カンボジア国内の580のアパレル、履物、旅行用品製造企業を代表するGMACは、2001年以来カンボジアはEBAから大きな利益を得ていると述べた。
声明では、EBAを通じて提供された譲歩案は何百万人ものカンボジア人を貧困から救い出し、カンボジアの経済的・社会的発展に大きく貢献したと述べた。
カンボジアからEUへの輸出は、昨年53億ユーロ(58億米ドル)であり、95%以上がEBA該当製品であった。このうち、40億ユーロは繊維・アパレル製品であり、EBAが撤回された場合、最も大きな打撃を受ける可能性のある2つの産業である。
GMACは、同団体は国内および国際的な労働要件の遵守に関して工場を精査する国連のILOを歓迎した最初の団体であることも強調した。
また、カンボジアからの国際的なブランドの調達と協力し、コンプライアンスの記録を改善し、労働コンプライアンスとサプライチェーンのデューデリジェンスに関する国際的な公開審査をサポートし続けるとも述べた。
「GMACは、EUの懸念に積極的に対応し、法律およびILO基準に則った我々の産業の進捗とコンプライアンス記録を実証し、EBAの利点を引き続き輸出に付与すべきであると判断するための裏付けとなる証拠を提出した」と同声明は述べている。
カンボジア駐在EU大使George Edgar氏は、今月初め、EU委員会が3ヵ月以内に結論をカンボジアと共有し、カンボジアが決定を下す1ヵ月前に返答することを発表したと述べた。
「3か月以内に、EU委員会はこれらの結論をカンボジア当局と共有し、カンボジア当局は1か月以内に返答予定です。それに続き、EBA貿易制度の下で王国の選好の一部またはすべてを停止するかどうかの決定がEU委員会によって行われます」と8月1日、Edgar氏は述べた。
労働者運動集団連盟(CUMW)のPav Sina会長は、労働者、労働組合員、および同プログラムの恩恵を享受しているその他の人々は、EUがカンボジアのEBAアクセスを維持することを望んでいると述べた。
「EBAの撤回は、カンボジアの雇用ネットワークに大きな影響を与えるでしょう。それゆえ、私はEUがこの状態を考慮し、カンボジアのためにEBAを存続することを願っています」とSina会長は述べた。
同氏は、EUが2月当初にEBA撤回手続きを開始するよう促した3つの懸念事項、すなわち政治的自由、人権、労働権を確認したと述べた。
「確認したことの一つとして、例えば労働部門では、政府が組合指導者に対する告発を取りやめるというEUの要件を順守し、改善を要求されていた労働組合法の変更を行ったことなどがあります」とSina会長は述べた。
しかしSina会長は、政府は政治的自由と人権に関する懸念への対処を含む他のEUの要件に対応する必要があると述べ、これらの分野で進展が見られれば、EUはカンボジアのEBAアクセスの存続を検討するだろうと述べた。
政治アナリストのEm Sovannara氏は、カンボジアのEBAアクセスを存続する鍵を握っているのはカンボジア政府であることをEUが明らかにしたと述べた。
しかし、彼は政府がEUの懸念点であるカンボジアの人権問題の状況に対応したとは思っていないと述べた存続Sovannara氏は、裁判所監督下で現在進行中のカンボジア求国党(CNRP)のKem Sokha党首の自宅軟禁およびCNRP活動家の逮捕だけが状況を悪化させていると述べた。
「政府はEBAの維持を望んでいますが、国際的な要求に応える十分な行動を見てはいません。EBAはそれらの要件に対応しないと存続できません」と述べた。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_4004.html