民間人権陣線が警察への抗議デモ
民間人権陣線は8月18日、ビクトリア公園で警察の武力使用に反対する「止黒暴、制警乱」集会を開催した。19日の香港メディアによると、警察から反対通知を受けたデモ行進について公衆集会及遊行上訴委員会は警察の決定を維持し、ビクトリア公園での集会だけ認められた。
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だが民間人権陣線は参加者数がビクトリア公園の収容能力をはるかに超えるとして入れ替え式で開催。ビクトリア公園がいっぱいになると参加者を高士威道に沿って金鐘、中環などのMTR駅に向かうことにさせて未許可のデモ行進を行った。
行進の先頭では黎智英(ジミー・ライ)氏、李柱銘(マーチン・リー)氏、何俊仁(アルバート・ホー)氏、梁国雄(長毛)氏らが横断幕を掲げた。主催者発表では銅鑼湾、天后、ビクトリア公園一帯に集まった人は170万人、警察の推計ではビクトリア公園の集会に参加した人はピーク時に12万8000人だった。ビクトリア公園付近では多くの店舗が集会開始前に早々に店じまいした。
開催と同時に銅鑼湾ヘネシーロード周辺はデモ隊により占拠され、MTRは一時、銅鑼湾、炮台山駅、天后駅を通過。民間人権陣線は午後9時に集会の解散を宣言したが、デモ隊は銅鑼湾、湾仔、金鐘、西環などで道路を占拠し、海底トンネルを含め少なくとも4カ所のエリアで交通がまひ。金鐘の夏愨道や特区政府本庁舎前には深夜になってもデモ隊がとどまり、政府本庁舎や警備員にレーザー照射するなど行った。
警察は2台の放水車を出動待機させていたが排除行動を取らず、午前零時ごろには徐々にデモ隊が撤収し夏愨道の交通が回復した。
警察は19日、過去2日のデモ活動について「デモ隊が過激な手法を取らない限り警察が武力を使用することはないことが証明された。市民の意見表明の自由は絶対尊重する」とコメント。
『環球時報』は19日付社説で「数週間続いた暴力デモ活動に初めて退潮が見られた」と指摘。深セン市での武装警察隊の訓練や空港での記者らの違法監禁・殴打が原因とみている。
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