同委員会のウイン・アウン技術長は「ロケットに一緒に積み込まれる欧州の別の人工衛星に不具合が見つかったため、人工衛星の打ち上げが延期された。ミャンマー側の人工衛星には問題ない」とコメントした。
ミャンマー政府は1億5,500万米ドルを投じて独自の通信用人工衛星を打ち上げ、15年間利用する契約を米国のインテルサット社と調印している。現在使用している「ミャンマーサット1」は2016年5月27日から5年間レンタルしているもので、通信電波帯は350MHzまでと制限されていたが、「ミャンマーサット2」では864MHzまで拡大されるため、国境付近の遠隔地まで電波が届きやすくなり通信環境が大幅に改善されるという。「ミャンマーサット2」が実際に利用されるのは10月1日からになる見通し。