ベトナム:繊維・アパレル産業、自由貿易協定(FTA)と貿易戦争の恩恵を享受
米中貿易戦争と新たな自由貿易協定(FTA)はベトナムの繊維・アパレル産業を後押しし、2桁の成長率を達成した。
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税関総局(GDC)の報告によると、ベトナムは2019年の最初の5ヶ月間で、121億米ドル相当の繊維・アパレル製品を輸出し、前年同期比で11.5%の増加、総輸出高の12%を占めたという。
ベトナム製品は主に米国市場向けで、ベトナムの繊維・アパレル輸出の46.7%を消費し、その総額は8.8%増加し44.2億米ドルであった。日本はそのうち11億6000万米ドル相当の製品を消費した。
最初の5ヶ月間でのカナダへの繊維・アパレル輸出は2億8060万米ドルに達し、輸出総売上高の2%に過ぎなかったが、これは22.3%という高い成長率を示している。
商工省(MOIT)によると、3月8日以来、400を超えるC/Oがカナダへの輸出に付与され、そのほとんどがCPTPPが施行直後に減税恩恵を受けた繊維・アパレル製品であったという。
カナダへの貿易カウンセラーのDo Thi Thu Huong氏は、関税のギャップがベトナムの輸出市場を後押しする原動力となると述べた。
商工省(MOIT)によると、3月8日以来、400を超えるC/Oがカナダへの輸出に付与され、そのほとんどがCPTPPが施行直後に減税恩恵を受けた繊維・アパレル製品であったという。
統計によると、カナダへの輸出は70%以上、メキシコへの輸出は8%増加しているという。両国ともベトナムが過去に自由貿易協定(FTA)を締結していなかった国である。
「これは、CPTPPが利益をもたらし始めたことを示しています」と商工省関係者は述べた。
VNDirect Securitiesは最新の報告書で、繊維・アパレル産業は貿易統合の恩恵を受けており、「前向きな見通しで世界最高の成長率を目の当たりにしている」と述べた。
2008〜2017年のベトナムの繊維・アパレル製品の価値は13.1%増加し、世界の平均成長率4.9%を大きく上回った。
輸出市場の多様化は、ベトナムが米国市場への依存を緩和し、業界の見通しを確実にするのに役立つ。米国への輸出は現在、ベトナムの繊維・アパレル輸出の38.6%を占めている。
VNDirect Securitiesのアナリストは、世界的なサプライチェーンの中国からベトナムへの移転がベトナムへの注文を増やし、それが米国市場シェア拡大に役立つと信じている。
「ベトナムの生産能力は向上しており、ベトナム繊維のバリューチェーンは、上流生産(糸と織物)に重点を置いた海外直接投資(FDI)の強い流れのおかげで改善されている」と報告書にはある。
「アパレル企業は利益率向上に役立つFOBやオリジナルデザイン製造(ODM)などの高度な生産方法に目を向けるようになりました」とハノイを拠点とする証券会社は述べた。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3975.html
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