乗用車だけの発行数は月4,904枚で、同16.5%の減少になる。減少幅が大きいのはカテゴリーA(排気量1.6リットル以下で出力130馬力以下の乗用車)で、発行数は25.8%減の月2,112枚。カテゴリーB(排気量1.6リットル以上か出力130馬力以上の乗用車)の発行数は8.6%減の同2,083枚。どの4輪車の購入にも使えるオープンカテゴリーは5.3%減の同709枚。商用車の発行数は27.3%減の566枚、オートバイは17.7%減の1,477枚。
COE発行枠が縮小すると落札価格上昇につながることが多いが、経済低迷で消費者心理が低下しているため、価格上昇はいくらか緩和される見通しだ。
複数ブランドの乗用車を販売するプライムのネオ・ナムヘン会長は「景況悪化で自家用車購入に慎重になる人が増えるが、やや高額の乗用車を購入する資金力のある人はCOE値上がりをそれほど気にしない」と述べ、カテゴリーAのCOE価格は、この先3、4カ月間に少なくとも20%上昇すると予想している。
AとBカテゴリーの発行枚数がほぼ同じになったことから、BのCOE価格がAを下回る可能性も予想される。